放浪のバックパッカーの世界旅行記
はじめまして。股旅ブルースにお越し頂きありがとうございます。
管理人の旅すけと申します。どうぞよろしくお願いします。
初めに少しだけ僕の紹介をいたします。
年齢4?歳、九州在住。普段は会社員として働いてますが
ひとたび休暇となるとバックパッカーに変貌し世界を放浪しています。
これまで歴訪した国は33ヵ国。ヨーロッパから北米、中東、アフリカ大陸と巡ってきましたが
主には東南アジア旅がメインです。
あの独特な匂いや雑多で混沌たる街並み
そしてあの緩～い空気が恋しくて、息苦しい日本から脱出してしまうのです。
股旅ブルースはこれまで旅した国の街歩き情報やグルメ、観光、地域の暮らしなどなど
当時のエピソードと共に紹介し、1人でも多くの方に旅の楽しさが伝わればいいなと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
第1回目の旅は僕の大大大好きな香港です。
香港は日本から飛行機で３時間のお手軽リゾートシティ。
近代的なビルディングあり、古くからの下町あり、
英語と広東語が交わる標識や商店から漂う漢方の香りなど、異国情緒満載。
バスや地下鉄など交通網も発達しているので海外旅行初心者の方も安心して楽しめると思います。
僕が初めて香港に来たのは20年近く前、沢木耕太郎さんの名著「深夜特急」に憧れて来ました。
当時はバックパッカー初心者でもあり、夜のきらびやかなネオン看板や路地裏の屋台街に異常に興奮したのを覚えています。
でもやっぱり香港と言ったらグルメ！！
広東、四川、北京料理の他、インド系、欧米人など多民族が多く暮らしている為か多種多様な料理があり、三つ星レストランから屋台までハズレがありません！
今回ご紹介するのはこちら、
九龍半島側、尖沙咀（チムサーチョイ）にあるレストラン北京楼の北京ダックです！
香港に北京ダックを出すお店は数あれど、こちらの北京楼が絶対おススメです。
香港の名店 北京楼で絶品北京ダックをいただく！
香港の老舗レストラン北京楼は創業４０年以上。
伝統的な北京料理で地元の人だけでなく観光客にも長年愛され続けている名店なのです。
中でもスターハウス店は尖沙咀フェリー乗り場に近い為、夜のディナーでは
美味しい料理と共にビクトリアハーバーの美しい夜景も堪能する事が出来ます。
内装は明るく豪華な造りですが、特筆すべきはその広さ、湾岸が一望出来るほどの店内には多数の丸テーブルが配置されほぼ満席かと思われるくらいにあちらこちらで酒宴が開かれているのです。
それもそのはず、なんと収容人数４５０人！！大型レストランでも中々この規模は珍しい。
老舗のレストランて聞くと敷居が高くて、気遅れしてしまいそうだけど
この盛大な喧噪がなんだか馴染みやすくしてくれて
旅行者でも気兼ねなく会食を楽しませてくれるのです。
席に案内される途中も至る所で北京ダックが食べられている！
他にも、東坡肉（トンポーロー）や炒飯などなどが卓上を鮮やかに彩っているではないか！
あーもう待ちきれない！！
早速、北京ダックを注文です。
1羽（460HKドル）がだいたい2～3人前でしょうか。
小人数でもご安心を、1～2人前くらいの半羽（240HKドル）もご用意しております。
ん～どうしよっかな～、ダイエット中だしな～、ってOLか！！
1羽でお願いします！
待つこと数分、キターーー！！
どど～んと圧巻の存在感！そのふてぶてしさたるや感服するばかり！
ウェイターもどや顔の名物北京ダックは
大奥に参られた殿様の如く、周囲をひれ伏させるのです！！ハハァ～ッ！！
このままかぶりつきたい！！それか枕にして安らかに眠るか、この想いをフルートで奏でるか・・。
妄想はふくらむが、そろそろ切らせてくださいねと
山本小鉄さんならぬウェイターさんの鶴の一声が・・。
惜しまれつつテーブルを去った北京ダック殿は
そばのワゴンで食べやすいように1枚1枚丁寧に切られるのです。
最初はおしりから、切り分けられた皮身は次々に皿に並べられふぐ刺しならぬダック刺し状態に。
この照りとツヤ！その潤い、乾燥で悩むこの中年男に分けてくれ！
ではでは、待ちに待った北京楼名物北京ダックいただきます！
ダックを1切れ取ったら、薄餅（バオビン）と呼ばれる皮に乗せネギ・キュウリと甘い甜麺醤と共に
優しく巻いたら、いざかぶりつきます。
ん～、うま～い！不味いわけがないし、間違いないし！
柔らかい薄餅とローストされてパリパリの皮が調度いい歯ごたえ。
ネギの風味と甜麺醤のあま～いタレが口いっぱいに広がります。
北京楼が名店と呼ばれる所以はこれだけではないのです。
ダック自体も脂分の少ない若鶏を使用しているのですが、ここの特徴は皮目と共に身も一緒に削るため、油ぽくなく、ジューシーな味わいとなるのです。
サッパリと食べられるから、あ～もう止まらない。
北京楼はサイドメニューもたまらない！
名店北京楼では北京ダック以外の料理も負けてはいないのです。
中国は道教に由来する太極図を模った蟹のスープはその見た目も素晴らしく
まろやかな舌触りで優しいうま味が胃袋に広がり思わず“ありがとう”と言ってしまうのです。
キノコと青梗菜の一皿も盛り付けセンス抜群。
あっさりとして美味しくいただきました。
香港は日本からもLCC で格安で行けるようになりました。
北京楼スターハウス店へは香港国際空港からエアポートエクスプレスで香港駅下車、
スターフェリーか地下鉄で尖沙咀(チムサーチョイ)まで行きスターハウスビル3Fにあります。
より身近になった香港、次の休暇にいかがでしょうか。
北京楼 スターハウス店
3/F,StarHouse,3 Salisbury Road, Tsim Sha Tsui
尖沙咀梳士巴利道3號星光行3樓
☎2735-8211/11:30-16:00, 18:00-23:30
休業日・無休/VISA,MASTER,AMEX
日本語メニューあり
http://www.pekinggarden.com.hk/
