2つの港岸を往復するスターフェリー

こんにちは。管理人の旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルースでは僕がこれまで訪れた海外のグルメ情報、街歩き、観光、現地の暮らしなどをご紹介して行きます。

今回も引き続き香港の街歩き情報をお届けします。

世界NO.1パワースポットは香港にあり!?

今回はパワースポットのお話。
と言っても寺社仏閣とか安室奈美恵さんが行った事で有名なアメリカのセドナとかではありません。
私、旅すけが世界中で最も癒されるスポット、と言うか乗り物のスターフェリーをご紹介。

香港の街はビクトリアハーバーを挟んで九龍半島と香港島の2つに分かれているのですが
この両岸を往来して地元の人々を運ぶフェリーが1888年に運行を開始しました。
その名も天星小輪スターフェリー!
香港の長い歴史の中で、第二次世界大戦や香港返還など幾多の大きな波がありましたが飲み込まれる事なく現在も元気に航行中。
その利便性やどこか懐かしい船体により地元の人々だけでなく観光客にも愛され続けている公共のフェリーなのです!

ちあきなおみさんが見てたら矢切の渡しの歌詞も変わってたかも知れないですね。
スターフェリーの船内は2階層に分かれており、1階の下層、2階の上層があります。
どちらもオープンエアで開放感抜群なんですが、風景を楽しみたいなら上層が絶対オススメです!

さらに特筆すべきはその安価な運賃。上層で片道なんと2.7HKD、日本円で約38円!下層であれば2HKD、なんと約28円!安っ!価格破壊されすぎか!
過去には、値上げを断行した政府に住民の皆さんがデモを決行したとか。
単なる交通機関ではなく香港人の暮らしの支えとして大きな象徴となっている事が伺えますね。

券売機もノスタルジックでかわいいでしょ。もちろん、香港の電子マネー、八達通(オクトパス)も利用可能ですが、ここはあえて小銭でトークンと呼ばれる切符を買って改札を通りましょう!

トークン販売機はまるで昔のコーラ自販機みたい

癒し系フェリーに卑しい系中年潜入

運行時間は毎日6:30から23:30まで約10~15分間隔ですので旅行中でも時間を気にする事なく利用出来ます。
乗船時は上層と下層で乗り場も分かれていますので、天井の看板に沿って進んで行きましょう。

着岸から数分、乗客が全員乗り込むと船はゆっくり動き出します。
船内の長椅子に腰掛けてのんびり外の風景に目をやると湾岸の波や香港島のビル群が遠くに流れて行くのです。

昭和ムード満載のスターフェリー船室

このフェリーからの眺望が最高なんです。
吹き抜ける海風も心地よく、とてつもなく癒されます。
乗船時間は8分間ですが、僕にとっては豪華クルージングのようで香港に来ると必ず乗ってしまうのです。
地元の方々に紛れて乗り込むとこれまた気分は香港人。
憧れのジャッキーやサモハンキンポーも乗ったのかしらん、
なんて少女のように想いを馳せる卑しい系中年43歳なのでした。

夜景も素晴らしいナイトクルーズ。

更にオススメは夜、ネオン煌めく夜景を海から眺めるのは、また違った趣を感じて頂けます。特に香港島側の夜景がひとしお。ぜひぜひ尖沙咀側から乗船して100万ドルの夜景を堪能して下さいね!

香港の夜を彩る高層ビル群のネオン
水面に映る香港島の夜景も美しい

スターフェリーの乗船場所ですが、九龍半島側に1ヶ所、香港島側に2箇所あります。九龍半島側は尖沙咀の廣東道(カントンロード)に、香港島側は中環(セントラル)と湾仔(ワンチャイ)にあります。いずれもスターフェリーピアの看板が目印です。

ぜひ皆さんもスターフェリーに乗船してのんびり癒されてみて下さいね。

The Star Ferry Company Limited 天星小輪有限公司
Tsim Sha Tsui, 香港
☎+85223677065/6:30~23:30
http://www.starferry.com.hk/

3回に渡りお送りしました香港情報。僕的には1000回まで続けてドラマ化熱望なんですが。
(しかも深夜枠で)
まだまだ紹介したい国はたくさんありますので次回はまた別の旅情報をお届けします。
今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。