哀愁漂うオジ様たちの風景もアテネの街にピッタリ。

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルースでは僕がこれまで訪れた海外のグルメ情報、街歩き、観光、現地の暮らしなどをご紹介して行きます。

前回、酷暑と疲労によりそそくさとアテネのパルテノン神殿を後にした旅すけですが、
下山の道中は古くからの住宅街が並びその景観の素晴らしさに心癒されるのでした。

アテネの下町プラカ地区をぷらぷら

アクロポリスから下山した辺りはプラカ地区と呼ばれるオールドタウン、いわゆる旧市街でして19世紀頃の建物が今でも保存されています。細く入り組んだ路地や古い家屋が立ち並びこれぞヨーロッパな雰囲気。他にもカフェや教会もあって旅行者がぷらぷらするにはもってこいの地域なのです。

路地裏なんかは散策にピッタリ。

なんだかスタジオジプリの世界に迷い込んだみたい。
ほら、そこの角から黒猫のジジが、トンボが、中年男性が。

んっ!?中年男性?

あっ地元の方が談笑しながらボードゲームしてますね。こんな光景も微笑ましい。
フォト撮らせてもらってパシャリ。

快く撮らせてくれた笑顔が素敵なオジ様たら、チョイワル感炸裂ですね。

この近辺はタベルナと呼ばれる食堂も軒を連ね夕どきになると地元の方だけでなく、
観光客も集まりギリシャ料理に舌鼓を打つのです。

名店タナシスでギリシャ名物ザジキを体験

では、久々のグルメ情報。

アテネの主要駅のひとつ、モナスティラキ駅前のレストラン・タナシス。

こちらの名物はケバブとスブラキ。

Hey Boy..俺の記憶が正しければケバブてトルコ料理のはずだぜ。

皆さんご存知トルコ料理のケバブ、
周辺各国に広まった事もありギリシャでもスーパーポピュラーなお料理なのです。

そしてお肉を串焼きにして焼いたのがスブラキ。

Hey Boy…スブラキとケバブてどう違うのか、3つ数えるうちに答えてくれ。
ジャックバウワーの旦那、実はギリシャでは明確な違いはないんだが、肩ロースやバラ肉を使った物がスブラキ、串焼きでもひき肉を使った物がケバブと言うらしいんだ。

見てくれ、この美味そうなケバブ!

下に敷かれたピタパン(平たいパン)にオニオン、グリルトマトと共に食べれば、
ゴートゥーヘヴン!天国行き間違いなし!

さらにオススメはこちらザジキ。

ザジキ?でも店内は全てテーブル席では?
お客さん、肉うどん食べるんじゃないんですから。
タナシスはアテネっ子御用達のお店、日本人が大好きな座敷はありません。

ザジキはヨーグルトで作られたギリシャの定番ディップ。きゅうりやオリーブオイルと混ぜられてるのですが、クリームチーズのように濃厚な口当たりなのです。

きゅうりのシャキシャキ感もあり食べ応え抜群、ケバブに添えれば極楽浄土間違いなしです。

なんだかザジキて味噌や調味料で野菜を和えた日本のヌタを思い起こさせます。
人間て国や文化による料理や食材は違えど結局、食べ物自体は大元変わらないのかもしれないですね。

皆さんもぜひアテネにお越しの際はタナシスでギリシャ料理を堪能してみて下さい。

レストラン・タナシスへは、アテネのモナスティラキ駅から徒歩5分。
ランチ営業やテイクアウトも可です。

O Thanasis Ο Θανάσης κεμπάπ Μοναστηράκι
Mitropoleos 69, Athina 105 55 ギリシャ
Μητροπόλεως 69, Αθήνα 105 55
☎+302103244705/9:15~1:30(金・土は~2:30)
http://othanasis.com/