朝靄に聳えるモスクのミナレットが美しい

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルースでは僕がこれまで訪れた海外のグルメ情報、街歩き、観光、現地の暮らしなどをご紹介して行きます。

前回まで、メテオラで有名なカランバカにて謎のサガナキを体験し一人興奮するのでした。
今回はバスで北部のテサロニキを抜けイスタンブールまで移動します。

カランバカからイスタンブールまで、激走800km!!

カランバカの小さなバスターミナルには旅行者だけでなく地元の方もバス待ちの様子。
ベンチに腰掛けて待っていると同じくテサロニキに行くと言うアルゼンチンとポーランド人のカップルが話し掛けてきました。
2人仲良く世界中を旅しているそう。
しかし、どうやって知り合ったんだ??
地球半周分の距離を超えてめぐり会うなんて縁とはすごいものですね。

そうこうするうちバスも到着し無事出発。
中継地トリカラを経由し、テサロニキまで3時間の旅です。

僕はいつものように、田園風景や街並みを車窓からぼんやりと眺めているとそのうち丘陵地の合間にチラチラと水平線が。
あれっ!!もしかしてエーゲ海か!?
エーゲ海と言えばジュディオングさん。
何を隠そう、僕は長年エーゲ海でジュディオングさんの“魅せられて”を歌うのが夢だったのです。
バス車内で両手広げて叫ぶ!て出来るか!
とゆうかこれ本当にエーゲ海なのか?
夢果たせず、テサロニキ到着。
テサロニキは人口200万人のアテネに次ぐギリシャ第2の都市。
ここからは深夜バスに乗り換えてトルコとの国境まで出発です。

皆さん、お気づきかと思いますが、
このルート中全く写真撮っていませんでした。
ごめんなさい、法廷感覚でお楽しみ下さい。

深夜、バスに乗車するとほぼトルコの皆様ばかり。アジアンどころか旅行者もいません。
このローカル感、堪らないですね。
しかしこのバスで車掌さんから注意されぱなし。
リクライニング倒せば戻せと怒り、空いた席に移動したら戻れと怒る。
なんなんだ!飛行機だったらリターンしてるとこだぞ!
国境に着くと叩き起こされ下車してイミグレチェック。徒歩にて入国。
トルコ来たー!!地球に生まれてよかったー!
ってあんまり変わらないか・・。
そして、車掌に睨まれスゴスゴ車内へ。

バスはまた夜の幹線道路を激走します。
空が白み始めた頃、イスタンブールのバスターミナルに到着しました。
ついに来た!イスタンブール!庄野真代さん、来ましたよ!
飛んでイスタンブール、うらまないのがルール!
早朝のイスタンブールは旧市街の街並みやモスクの塔が際立ってより風情がありますね。
早速、有名なガラタ橋へ向かいます。

ガラタ橋名物サバサンドは日本人も唸らせる!!

今回の旅の目的はジュディオング、庄野真代、そしてサバサンドなのです。
はっ?鯖?そう、あの鯖。
名著深夜特急の中でイスタンブールのガラタ橋のたもとで名物サバサンドを頬張るシーンがあるのです。
なにを隠そう(何も隠してないし、誰も知りたくもないのだが)僕は鯖が大好物なのです!
これはもう食べるしかないと長年思い続けて20年、ついに念願叶うのです!
ガラタ橋とはイスタンブールの旧市街地区と新市街地区を隔てた金角湾に掛かる全長490メートルの可動橋。


なんと上下二層になっているので上層は車、路面電車、歩行者が渡れるようになっており、下層はレストラン街、さらに海上は船舶が通過出来るようになっています。

橋付近は市民の憩いの場となっており、いつも人で賑わうスポットなのです。
湾沿いのエミノニュ広場にはサバサンド食堂の船が何隻も接岸して営業していました。

陽気な兄さんからサバサンドいただきまーす。

レモンの風味が効いて鯖の旨味が引き立つようです。パンに鯖でも全然ミスマッチではありません。
逆に新しい感じでパクパクいけます。美味しゅうございました、岸朝子さん。
こちらお一つ15トルコリラ、日本円で約330円。
潮風に吹かれながら頬張ってみて下さい。

トルコ版ファーストフードのサバサンド、ぜひ日本上陸を願うばかりです。
食品メーカーの皆様、冷凍食品でどうでしょうか。
原宿あたりでタピオカとセットで出店とか。
旅すけプロデュースで1枚かませて下さい。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、12話イスタンブールの市場でキャラに迷
をお送りします。

Tarihi Eminönü Balık Ekmek
Kalyatai Barbaros, Rüstem Paşa Mahallesi, 34116, 34110 Fatih, トルコ
☎+908503037818/9時00分~22時30分

http://www.eminonubalikekmek.com/