こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。
世界を股にかけて旅する股旅ブルースでは僕がこれまで訪れた海外のグルメ情報、街歩き、観光、現地の暮らしなどをご紹介して行きます。
前回まで、トルコスイーツの美味しさに感動してしまい菓子屋の前を通る度に誘惑に負けてしまう意志の弱い旅すけなのでした。
今回は伝統の料理を味わう為、海峡を越えてブルサまで足を運びます。
ビッグビジネスの予感!謎のイスケンデルケバブ。
しかし、、連日の食べすぎで胃もたれ胸やけがひどい・・。
食後の胃薬、いい薬です。
でも負けません!何故ならば今日はブルサ名物イスケンデルケバブを食べに行かねばならぬのです。
ブルサとはイスタンブールからボスポラス海峡を挟んで対岸にあるトルコ第4の都市。
市内の公園などに緑が多く残されているので「緑のブルサ」とも呼ばれています。
イスケンデルケバブとはケバブにヨーグルトをかけて食べる同市の名物で、発祥の店イスケンデル家で代々受け継がれた伝統料理。
さらに日本には未だ未上陸の可能性大!?
これはもうビッグビジネス・・、
いやいや、ぜひその味を日本の皆さまにお届けする為、必ずやその味を会得して来ます!
イスタンブールの船着場からフェリーで1時間半。ブルサは確かに緑が多く感じられる街でした。
中心部には街のモスクと広場があり、ブルサ市民の憩いの場になっている様子。
大通り沿いから一本路地に入るとその名店が見えて来ました。
その堂々たる風格と佇まい・・。額縁入りの看板が恐ろしい・・。モンドセレクション受賞とか?
外観は格式高そうでこんな短パンにTシャツの貧乏バックパッカーに食わせてくれるのだろうか・・?
くーッこんなことなら愛車のフェラーリとベルサーチのスーツ着て、ミランダ・カー誘っとくべきだったぜ!!屈強な黒服ガードマンがいないか怯えつつ、名店イスケンデルに突撃です。
重厚な扉を開けると店員さんの素敵な笑顔に迎えられました。
えー!?入る前の不安が嘘のよう!ここってディズニーシー??
給仕の方が紳士的にテーブルまで案内してくれました。
有名店だけあって店内は広々とした大きなレストランです。
正装したお客さんが多いのですが、中には家族連れもいて落ち着いた中にも馴染みやすい雰囲気です。
メニューには創業者からの顔写真が掲載されており、
脈々と受け継がれる一子相伝の伝統を徳川家のように物語っているのです。
注文から数分、ついに来ました名物イスケンデルケバブの登場です。
五感を刺激する絶品ケバブのレシピとは?
ピデ(薄焼きパン)を下敷きにトマトソースを纏ったドネルケバブがこれでもかと盛られ噂のヨーグルトがたっぷりと添えられています。
そしてこれだけで終わりません、熱々の溶かしバターを目の前でかけてくれるのです。
ジュワーッと言うサウンドとバターの香りが五感を直撃します!
ぬおーっ!口中がヨダレの大洪水!いただきます!
濃厚でコッテリした味が口いっぱいに広がるのですがヨーグルトと食べる事で後味サッパリ、
やみつきになる味です。これまた美味い!
こちら一皿60トルコリラ、日本円で約1300円(1トルコリラ=約21.6円)
他のケバブ料理に比べると少し高級だけど、お値段以上の美味しさです。
うーむ、こんな美味いものどうやって作るのか
結局レシピつかめず、、。
似た料理を考案するしかない!
お蕎麦にヨーグルト、天ぷらにヨーグルト、
うっ、またまた胸やけが・・。
一攫千金・・じゃなかった、日本の皆さまにお届けする夢、ほど遠く。
帰りにタクシーに乗ったら運転手の兄さんと日本車の話で意気投合。
アイランご馳走してくれたり、SNSでつながったり、2人で写真撮ったり、
アベックかってほどのイチャつきよう!?よほど嬉しかったんでしょうね。
ついでに海沿いの海水浴場に連れてってくれました。
地元の人で賑わうビーチは昔からの商店や屋台が並び素朴で素敵でした。
トルコのリゾートと言えばアンタルヤが有名ですが、小さな海水浴場も味があっていいものです。
こんなとこにあるなんて知らなかったなぁ。
ドライバー兄さんありがとう。
今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、16話 イスタンブールのチャイハネで優雅なひとときを。
をお送りします。
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