こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。
世界を股にかけて旅する股旅ブルースでは僕がこれまで訪れた海外のグルメ情報、街歩き、観光、現地の暮らしなどをご紹介して行きます。
前回まで、トルコのチャイハネでのんびり優雅な時間を過ごしすぎて
帰国後の社会復帰が心配される会社員バックパッカー旅すけでした。
今回はトルコのカリグラフィーを紹介します。
怪文か？暗号か？カリグラフィーの秘密
イスタンブールには３１１３ものモスクがあるそうで、
街を歩いていると隣接するミナレット（尖塔）が至る所で目に留まりついつい立ち寄ってしまうのです。
朝などは陽に照らされたモスクとハマムから立ち昇る蒸気のコントラストが美しく
数百年も昔からあるイスタンブールの情緒に感慨深いものを感じます。
その日も朝食後、ぷらぷらとモスクを巡っていたのですが、
ずっと気になっていたのがモスク内の天井や壁面になにやらサインのような走り書きのイラストが
所々に描かれているのです。
それは規則正しい文字列の並びだったり、一文字を流線形になぞられた形だったり。
もしかすると有名芸能人の直筆サインとか！？
Mr.マリックのサインとか！？あれは神無月かな？
って街のラーメン屋さんじゃないんだから！！
そう、これがいわゆるカリグラフィー。
カリグラフィーとは装飾文字の事で紙に書き表すだけでなく壁や天井にも用いられるイスラム芸術の一つ。モスクに描かれたアラビア文字の書道はイスラミック・カリグラフィーと呼ばれています。
う～む、普段から芸術に造詣の深い僕ですが
だからこんなにも心惹かれてしまったのか～（嘘つけっ！芸能人のサインと間違えてただろうが！）
しかし改めて見るとその幾何学的な柄とか、一つの物体を表現している所とか
繊細で、絵画のように目を奪われてしまいますね。
文字の意味はイスラムの経典、コーランの文章を元にしているそう。
なんだか神聖なるモスクで更に心が洗われるようです。
もっとカリグラフィーを感じたい！
急にカリグラフィー熱が高まった僕は、ヤホーで調べた所ある情報を入手するのです。
〝アヤソフィアのカリグラフィーが素晴らしい”らしい！
あ～や～そ～ふぃ～あ～！（ヤンキー調で）
初め教会、次モスク、今博物館。世界遺産アヤソフィア
世界遺産アヤソフィアはイスタンブールにある大聖堂。
2度の焼失を経て537年に建立され現在までにキリスト教正教会からイスラムモスク、博物館と様々な変遷を遂げて来ました。とゆうのも当初はローマ帝国下によるキリスト正教会であったが1453年オスマン帝国がこの地を占領すると、なんとイスラムモスクに造り替えられたそう。
偶像崇拝を禁止するイスラム教仕様にする為、十字架が取り外されミナレットの建設等大掛かりな改修が行われました。館内のイスラミックカリグラフィーも後年付け加えられたもの。
そして1934年トルコ共和国の建国と共に世俗化され博物館として公開されるようになりました。
宗教の変遷と共に長い歴史を辿ってきたアヤソフィア
ビザンティン帝国の最高傑作とも評価される内装は正に圧巻なのです。
一歩入るとそこは荘厳な空気に満たされ、暗闇の中に差し込む陽光や吊るされたシャンデリアの儚い灯がその内装の美しさを高めていました。
天井を覆う巨大なドームの内側にはアラブ文字のカリグラフィーが中央に描かれ、訪れた全ての人々を頭上から包むかのようです。
そのドームを支えるように四隅には大天使のモザイク画が施され、その正面上部はイエスを抱くマリアの肖像、下部にはミフラーブ（聖地メッカを指し示す窪み状の設備）が設置されているのです。
カリグラフィーはこれだけでなく、壁面の要所要所に設置され特に目を見張るのは円形の額に描かれたカリグラフィーが８基、館を囲むように設置されているのです。
すごい！これはもうキリスト教とイスラム教のコラボレーションだろうか。
カリグラフィーも素晴らしいが、モザイク画もすごい。
これってもしかして仏教ともコラボできるのでは・・！？
中央部にどかーんと大仏なんか建立したら
世界初、３大スターの競演みたい。マライアとジャネットとマドンナが夢の競演みたいな。
前の庭をライブ会場にして式典開いてグッズも販売して・・。
関係各署の皆様、またまた不謹慎な妄想をしてしまいました。
大変申し訳ございません・・。
でも実現したらすごいだろうなぁ・・。
今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました
次回、1８話 トルコの旅路に燃え落ちる
をお送りします。
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