旧市街に堂々と聳えるモスクの象徴クトゥビア

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
前回まで、マラケシュのジャマエルフナ広場で謎の蛇使いと濃密なひと時を過ごし、厳しい現実を目の当たりにするのでした。

今回はクトゥビアを目指します。

天を突き刺す尖塔クトゥビアの謎

クトゥビア・・。

何やら聞き慣れない言葉ですが、なんだか神秘的で神々しい響き。それもそのはず、クトゥビアとはジャマエルフナ広場に隣接する美しい尖塔の名前。

イスラム教モスクにはミナレットと呼ばれるこのような形の尖塔が建設されており宗教的権威の象徴となっているのですがこちらのクトゥビアは数ある世界のミナレットの中でも特に評価が高く、スペインはセビリアのヒラルダの塔と並びムーア様式の傑作と言われているのです。

クトゥビア周辺は公園になっており緑の木々や噴水等の美しい景観でモスクまでの道中を彩ってくれます。

時間も午後の礼拝の時間なのか尖塔の上部に設置されたスピーカーからは例のごとくアザーンが流れています。でも頭頂部の窓とスピーカーの造形がパッチリまなこみたいでかわいい。
アンテナの球体と相まってまるでロボコン笑。巨大ロボに変身したりして・・。
幼少時、タイムボカンとかサンバルカンが大好きだった旅すけは
そんな罰当たりな妄想をしてしまうのです。

建物は遠くからでもよく見えましたが、近くまで来ると更にその大きさに驚くばかりです。

77mかー、高いなー。

塔の下部分、礼拝所まで来ると人々が腰掛けて体を清めているようです。
イスラム教ではお祈り前に体を洗う習慣があり、洗う順番も決まっているそうでして、
手、口、鼻、顔、腕、足の順番に洗うそうです。

さながら私達が神社でお参りする前に手水場で手を洗うようなものでしょうか。
お国は違えど、これまた親近感を感じますね。

中でお祈りは出来ないけれど手だけ洗わせてもらいました。
暑い中ひんやりとして気持ちいい。

腰掛けてる方々は靴下も脱いで丁寧に清めてる様子。
いつも入浴すら適当な僕はただただ頭が下がるばかりです。

うっ、こんな不潔な旅人をお許しください。

蛇の撮影に適正な価格の見直しを・・
(まだ引きずっていたのか・・。)

モスクから流れる読経の声に耳を傾けながら、
見よう見まねで外からこっそりお祈りするのでした。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました
次回、22話  マラケシュのスークに流れる聖子ちゃん
をお送りします。

クトゥビーヤ・モスク
جامع الكتبية
Medina Jamaa El Fena, 40000 モロッコ
8:00~20:00(土日定休)
☎+212524433407
https://visitmarrakech.com/