厳かな雰囲気と緊張感を醸し出す神学校

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
前回まで、マラケシュのスークに潜入し、程なく迷子になるもモロッコ料理のタジン鍋に感動する
これまた単純な中年バックパッカーなのでした。

今回は旧市街にある神学校を訪れます。

マラケシュ旧市街の奥深くにそれはあります。

ベン・ユーセフ・マドラサ。

16世紀に建てられた学校は迷宮のような街の中で高い塀に囲まれて異質な空間を作り出しているのです。

これまで味わったマラケシュの喧騒と熱気が嘘のような、静寂で荘厳な空気は私達に古代の禁欲的な修練の記憶を蘇らせてくれるのです。

内部は緻密で美しいイズニック装飾に彩られ当時の建築技術と知性の高さが伺えます。

学生達の小さな部屋は日中は窓から柔らかな光が差し込み、まるで神学を学ぶ学生達を温かく包み込むかのように部屋全体を照らし出すのでした。
中央部分には中庭や礼拝室もあり学校の広大さを伺う事が出来るのです。

穏やかな気持ちで神学校に思いを馳せていると、僕も高校時代の思い出が蘇ってきたのです。

ふざけて窓ガラス3枚割って、めちゃくちゃ怒られたな・・。

職員室で100人ゲームして、めちゃくちゃ怒られたな・・。

深夜の学校で花火して、死ぬほど怒られたな・・。

怒られた記憶しかない!!
神学校の生徒とは程遠い・・。

先生、ごめんなさい。
反省の気持ちでマドラサを後にするのでした。

帰り道、ロバがいたのでパシャリ。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、24話 マラケシュの晩餐はフルコースで。
をお送りします。

ベン・ユーセフ・マドラサ
مدرسة إبن يوسف
Rue Assouel, Marrakech 40000 モロッコ