ローカル感満載キャンディ市内の路上市場

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回は世界遺産で有名な古都キャンディを訪れます。

スリランカのソウルフード、本場カリーと謎のホッパーを味わう。

圧巻の絶景を誇るシギリヤロックを後にし、次なる目的地は古都キャンディ。
キャンディはスリランカ中部に位置する人口12万人の街。
古代シンハラ王朝時代の最後の都として知られスリランカ仏教の聖地でもあるのだ。
特に市内にある仏歯寺と王宮建造物群は世界遺産に登録され多くの参拝者が訪れている。
少し変わった名前の仏歯寺。
なぜ歯とかつけてるのか?実はこの仏歯寺、読んで字のごとくお釈迦様の歯が祀られているとゆうのだ。
これはもう神聖ほかならないとは思うのだが、結構お釈迦様の遺物て出回ってる気がする・・。
ミャンマーのゴールデンロックにも髪の毛が祀られていたし、もしかしたら死後に色々略奪されたんじゃなかろうか。ましてや歯て・・。
レクター博士も真っ青の野蛮な想像をしつつも車はキャンディに向け突き進むのだった。
乳歯ならいいんだけど・・。

出発から2時間、車はキャンディに到着した。
なるほど、キャンディの街並みは世界遺産に相応しく風光明媚で美しい。
特に、戦前からイギリスに統治されていたためか、洋式の建物が多くヨーロッパの街のように洗練されている。中心部にはキャンディ湖なる湖もあり湖畔は遊歩道として整備され市民の憩いの場でもあるのだ。
今夜滞在するホテルはそんなキャンディ湖を見下ろす小高い丘の中腹に位置する、LakeWoodResidence。蛇行する坂道を越えると白い建物が見えてくる。

内装は木とコンクリートで現代風にアレンジされ一見すると無機質に感じるが、清潔感と温もりに溢れている。なんと屋上には小さいながらもプールやキャンディ湖を一望できるテラスもある。
旅の合間にゆっくりするのにピッタリだ。

チェックインを済ませると早速市街を探索する。
街中は駅を中心に湖や寺院がある。
ぷらぷら歩いて周遊できるし、スリーウィーラー(スリランカのトゥクトゥク)でも気軽に回れる。
道沿いには商店が立ち並ぶが、市場風に野菜や魚を路上で販売もしててローカル感も味わえるのだ。

件の湖を巡って仏歯寺まで行ってみると観光客がわんさか列をなしているではないか。
おいおい、ビッグサンダーマウンテン待ってんじゃないんだから。
時間も時間だし、今回はスルーすることに。
あんだけ仏歯寺の事書いといて、行かないとはなんたる旅ブロガー!読書の皆様ごめんなさい。

とゆう事で、夕飯を向かいのレストランで。
そーいえば、本格的なスリランカカリーは初めて。
オーダーすると、山盛りライスにチキンカリー、豆カリーのダル、ココナッツをふりかけ風に料理したサンボルと色んなカリーでテーブルが埋め尽くされた。
全部混ぜて食べると滋味深い味わいに。スパイスの辛みが強く感じるけどココナッツミルクでまろやかに。サンボルにはなんと鰹節が使われているため、魚介の旨みもあって美味しい。
本場のスリランカカリーに悶絶するのだった。

ふー、腹も満腹だし帰るか。店を出ようとすると入口でなにやらテイクアウトグルメを作ってる様子。
そこはアクリルで仕切られた中にコンロが設置され、その上でお椀型のプレートに白い液体を回し入れてクレープのような物を作っていた。
これはなにか?と聞くと、ホッパーだとゆう。
そう、これこそがスリランカ名物のホッパーなのだ。
白い液体は米粉にココナッツミルク等を混ぜた物らしい。
お椀型で焼かれるので丸く型取られ、どんぶりのような器の形をしている。
ローカルグルメと聞いて黙っちゃいられない。
早速、ひとつ頂いてみると縁の部分は薄くパリパリ、中心部は分厚くホクホク。
ほんのり甘くて食べやすい。このままでも美味しいのだが、カッタサンボと呼ばれる唐辛子やモルディブフィッシュから作られるソースにディップすると、スパイスの辛さで味変を楽しめるのだ。

さすが島国スリランカ、グルメも独特で他のアジアとはひと味違う。
本場カリーからホッパーまで、様々ソウルフードを堪能したキャンディの夕暮れなのでした。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、43話 キャンディの旅立ちはA列車で
をお送りします。

Lakewood Residence
39/3 Rajapihilla Mawatha, Kandy 20000 スリランカ
☎+94812225650