キューバのリズムは否応でも心躍らせる

こんにちは。放浪のバックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをご覧頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回は、キューバ料理で有名なバーレストランへ。ヘミングウェイも愛した店でしがない旅ブロガーは救われるのか!?

キューバ料理食べるならここ!文豪も愛したモヒートは絶品だった!

“いきつけの酒場”ってなんだか心地よい響きだ。
思い浮かぶのは気心知れた仲間達に優しいご主人、美味しい酒等。
時に笑い、時に泣いて日頃の疲れを癒してくれる至高の場所だろう。
快適な店は人それぞれで、喧騒やかましいクラブのような場所が好みの人もいれば、静かにゆったり音楽や酒を嗜む人もいる。
ここハバナにも地元の人に愛され、長らく街の繁栄を共にしてきた老舗のバーレストランがある。
ラ・ボデギータ・デル・メディオだ。

あのヘミングウェイに「我がモヒートはボデギーダに、我がダイキリはフロリディータに」と言わしめた伝説のお店なのだ。

場所はハバナ旧市街、エンペドラード通り沿いのカテドラル広場近くにある。

ちなみにダイキリで有名なフロリディータはオビスポ通りを西に向かった中央公園近くにある。
正にハバナ酒場業界の東西両横綱と言ったところだろうか。
ボデギータへのサインは鮮やかな空色に塗られた外壁と無数の落書きたち。
様々な言葉やステッカーで彩られた看板は世界中から来た旅行者に愛されている証拠だ。
建物は3階立て、1階はバーフロアになってて2階、3階がレストランフロア。

内装も古きキューバレストランの風情を残した趣きあるもの。壁には訪れた著名人の写真が多数掲出してある。
中にはニュースでよく見かける他国の政治家なんかも。階段を上がり3階のテーブルに案内された。
窓からは爽やかな風がそよいで心地よい。

店内ではキューバ音楽も生演奏されて雰囲気抜群!早速、料理注文だ!

ってメニュー見てもスペイン語で全然わからん!
しかしこれこそ旅の醍醐味、ボーイに聞いてなんとなく2品を注文。

まずは小エビのアヒージョ、カリブ海の新鮮な魚が獲れる事で有名なキューバ。
芳醇なオリーブオイルをまとった海老たちはプリップリ、モヒートともよく合う〜!
お次はマサ・デ・セルドなる料理。

豚肉を常食するキューバでは角切りにして食べるのが定番。
このお店の名物らしく味も格別、豚肉の旨味が口いっぱいに広がって食べ応え満点。
するとボーイが付け合わせを持ってきたのだが、どう見てもお赤飯・・?

あれあれ、なにか記念日かい?なんとこれコングリと言ってキューバで食べられてる豆ご飯なのだ。
レシピは米とブラックビーンズを一緒に炊いてクミンやコリアンダーなどのスパイスで香り付け。
日本のお赤飯とは若干違うけどセルドとも合わせて食べたい一品だった。

上階のレストランで絶品キューバ料理を堪能したら1階のバーへGO!!

こちらはいつも混んでるのだが、夕方からはさらに溢れる程の混雑ぶり。
夜にはバンド演奏もあるので連日盛り上がっているのだ。

店内は各種アルコールを備えたバーだけでなく、葉巻やグッズも販売してたりでオシャレな感じ。

蛍光色のライトやシーリングファンがなんだか古い映画のワンシーンみたいで嫌でもテンション上がる。
カウンターではマスターが大量のモヒートを作っている。

ヘミングウェイが絶賛したモヒートはミントたっぷりで後味スッキリ。
キューバ来てモヒートばっかり飲んでるけど、こりゃ止まらんな〜!

アンボスムンドスに続き、ここでも文豪のご利益←?に預かった。
ヘミングウェイ殿!どうかこのしがないブロガーに良い文章をっ!!
フォロワー数アップを!!
“愚か者っ!!”なんて声が聞こえてきそう。
サンバのリズムに乗せてハバナの夜は更けてゆくのであった。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、63話 カヨラルゴ島は天国に1番近い島
をお送りします。

La Bodeguita del Medio
ボデギータ
Empedrado, La Habana, キューバ
☎+5378671374/8:00~0:00
http://labodeguitarestaurant.restaurantwebx.com/