こんにちは。放浪のバックパッカー旅すけです。
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今回は、キューバの小さな島カヨラルゴ島を訪れます。美しい海と自然だけじゃない秘密のビーチとは?
カリブの魅惑の島へショートトリップ!そこは天国に続く禁断のビーチ。
機内の窓から差し込む朝日が眩しい。
東の水平線から昇った太陽は眼下の静かな海を黄金色に染め上げていた。
ここはカリブ海上空、50人も乗らない小さなプロペラ機は夜も明けきらない早朝にハバナを出発した。
両翼についたエンジンが虚勢のような轟音をあげながら航行している。
僕はプロペラ機が好きだった。
幾度となく搭乗してきたのだが、その狭さや古さが堪らない。
なによりも搭乗時に誰しもが口にする恐怖と言うか、“これって本当に飛ぶんだろうか”と言う疑念渦巻く中、この小さな飛行機に命を預けざるを得ない状況がワクワクするのだ。
以前、ネパールのポカラからカトマンズまでプロペラ機に搭乗した時は、1ー2列の座席配列しかない上、大きなバックパックを横の座席に置いてくれと言われた時はその雑さに終始爆笑だったっけ。
そんな感じでプロペラ機はいつも貴重な体験を味わせてくれるのだ。
話は逸れたが、今日の目的地はカヨラルゴ島なる島だ。キューバの南に位置する全長25kmの小さな島はリゾート開発めざましく秘境の観光地としても有名だ。今回はハバナの喧騒を離れて、美しい浜辺でのんびりする計画。窓の外の明けゆく空をぼんやり眺めながら1泊2日の滞在に期待するのだった。
そうこうする内、プロペラ機は島に着陸。
空港はお世辞にも大空港とは言えなかったが、ロビーのバンド演奏あったりで素朴な感じがいい。
送迎の大型バスに乗ると20分ぐらいでホテルに到着した。
今回滞在するのはカヨラルゴ・デル・ソル。
ホテルのロビーでは一瞬驚かされた。ロビーはなんとも豪華で巨大な広さだったのだ。
ホテルと言ってもビルディングではなく、広大な敷地の中に100以上のコテージが建てられ、プールやテニスコート、巨大レストラン等の施設があるのだ。
なんだかこれまでと雰囲気違うなぁ。
キューバ政府、こんな秘境に巨大なリゾート開発して癒着の匂いで異臭騒ぎだぜ。チ
ェックインしてコテージまで歩くのだが、これまた遠い!部屋まで一苦労だな。
ひと休みすると、早速ビーチへ。
カヨラルゴ島で最も美しいビーチ、プラヤパライソ。
浜辺を見下ろす丘に登ると美しい風景が目に飛び込んできた。
真っ青な空と白い砂浜、波は静かに白波を携えて幾度となく打ち寄せている。
カリブの海はこれほど青いのだろうか。
午前中は曇り気味だったせいか、気温はそこまで高くないが海水浴には充分の暑さだ。
ビーチに下りると、すでにたくさんの欧米人がビーチチェアでゆっくりしていた。
実はこのホテル、オールインクルーシブタイプで設備利用も無料で3食飯付きのある意味、網走刑務所みたいなホテルなのだ!
もちろんお酒も飲み放題!ビーチで寝そべってモヒート飲みまくる事も出来る最強の島!
楽園なのにシステムは獄中とゆうなんともアンバランスビーチ!
いや、これこそが楽園なのか?逆行きすぎてよくわからんくなってるし。
実は、カヨラルゴ島には他のビーチにはない特別なエリアがあるのだ。
何を隠そう、このビーチ、ヌーディストエリアがあるのだ!!
ヌーディストビーチと聞くと、なんだかいかがわしく聞こえるが、決してそんな事はなく島自体が、その区域で裸になる事を許可しており誰でも自由に楽しめる場所なのだ。
ヌーディストビーチは一般の海水浴場から左に向かった先にある。
そこでは老若男女、ほぼ全ての人が全裸でのんびりしたり、海で泳いだりしている。
もちろん、水着着用で裸じゃなくてもOK。
初めて足を踏み入れると一瞬躊躇してしまうが、大自然の中で、裸の人々が戯れる風景は、まるで原始の世界。
聖書で見るアダムとイヴの絵画のように神聖な感じがするのだ。
特に裸の老夫婦が手をつないで浜辺を散歩する姿は神々しくて天国にいるようだった。
まるで篠山紀信の写真集みたいだな。
ヌーディストビーチ、そこは自由な場所。
私たちが持つ常識とはひどく脆弱な感覚だと思い知らされた。
けどまっぱで酒飲んでビーチで遊んで本当に楽園みたい。
僕もヌーディスト日本代表として早速参加するのだった。
おっと、アンダーの処理も忘れずに・・。
今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、64話 ハバナの革命広場でファン感謝デー
をお送りします。
Playa Paraiso Beach, Cayo Largo, Cuba
http://www.cayolargo.net/beach_paraiso.html