こんにちは。放浪のバックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをご覧頂きありがとうございます。
世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回はマレーシアを代表する超高層タワーを訪れます。
周遊ツアーも大詰め、ラストを飾るのは傾きが少〜し気になるアソコでした。
マレーシアが世界に誇るツインタワー、ペトロナスは傾いている!?
バトゥ洞窟で神秘の絶景を堪能した後は次の観光スポットへ。
今日は朝から寺院ばかり巡ってそろそろ改宗してしまいそう。
神はこんなバチ当たりなバックパッカーをお許し下さるだろうか?
一抹の不安を抱きつつバトゥケイブ駅から列車に乗るのだった。
てゆうか改宗するつもりなんかないだろ!!
そして電車に揺られる事数分、到着したのはクアラルンプール駅だった。
都市名が名付けられている為、市でも主要な駅と思われがちだが、そんな事はなく最大のターミナルはKLセントラル駅である。
クアラルンプール駅は列車発着のみの簡素な駅だが、外観はマレー風の趣きある造りで歴史建造物のよう。
日中は乗客も少なくのんびりとしてノスタルジーな雰囲気が感じられた。
駅を出ると、一向はまたムスタファについて歩き出した。
このムスタファとゆう男、名前からするとマレー系のようだが、その風体は北欧のヨーロッパ人のようにも見えた。
鼻だちは高く色白、目は二重、なおかつ流暢に英語を話すので一瞬そう思えなくもない。
道中、彼とは色々と話した。
ゲストハウスで受付をしているが、実はアルバイトで平日の昼間は大学院で自動車工学を学んでいるそう。
若そうにも見えたがまさか学生だったとは。
日本の自動車技術には特に造詣が深く、トヨタについて熱く語る姿が印象的だった。
真面目そうな彼はもしかすると、今頃世界を席捲している電気自動車など手掛けているかも知れない。
20分程歩いた頃だろうか、一向は公園のような所に出た。
そこは、芝生や木々が見られ国道やビル群に囲まれているが、緑豊かな市民の憩いの場所のようだった。
中心には噴水と国旗掲揚する高いポールもある。
ここはムルデカ・スクエア。“ムルデカ”とはマレー語で“独立”の意味。
1957年イギリス統治からの独立を宣言する為にこの広場でマレーシア国旗を高く掲げたとか。
いわゆるマレーシア発祥の地。
現在は公園として広く利用されているが、周辺は裁判所や博物館など行政機関が多数並んでいる。
その様相はかつてのコロニアル建築だったりインドのムガール建築など多種多様でフォトスポットとしても人気なのだ。
ちなみにクアラルンプールとはマレー語で“泥の川が混流する場所”と言う意味で、近くにはその由来となったクラン川とゴンバック川の合流地点を見る事が出来る。
どうって事ない普通の川だが・・。
ムルデカスクエアを後にしたら最後の観光スポットへ。
今度はバスに乗って東へ向かう。
午前中から歩き詰めの上、30度を越える高気温だったので公共交通機関の移動は嬉しい。
乗車する事20分、到着したのは超有名スポット、ペトロナスツインタワーだった。
晴天を(曇天?)貫く超高層ビルは452メートルもの高さがある。
完成当初は世界一の高さだったらしいが、ドバイのブルジュハリファや中国の上海タワーなど世界各国の建築物に年々追い抜かれてしまったのだ。
しかし、ツインタワーとしての高さとしては今でも世界一。
その洗練されたデザインもあってかクアラルンプール屈指の観光名所なのだ。
さながら修学旅行で東京タワーに行くみたいな感覚か、木刀や根性と書かれた不思議なオブジェ売ってるかもだな。
噂ではどちらかのタワーが傾いているとの事。
下から見上げて見るがどうかな〜・・。
なかなか肉眼では分かりにくい!
ピサの斜塔のようにこぞって撮影するようになれば経済効果もすごいだろうし、それって良い噂なんだか悪い噂なんだかだな〜。
でも写真は撮っちゃうぞ、パシャリ!
1dayツアーもここで終了。
クアラルンプールの観光名所をまとめて周遊出来て大満足だった。
しかし、マレーシアって伝統建築もあれば最先端の街並みもあって本当に楽しめる。
これほど異なる文化が混在する街も珍しい。
世界には民族紛争が絶えない国もあるが、これから他民族国家のお手本として世界を牽引するのはマレーシアかも知れない。いや、もうしているのかも。
さ〜て、夜はまた屋台街で一杯飲もうかな〜!センチメンタルもどこ吹く風、なんだかんだで馴染みのペタリン通りに帰ってきてしまうのだった。
今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、81話 ペナン島のレッドガーデンで夜な夜な騒げ
をお送りします。
ペトロナスツインタワー
Menara Berkembar PETRONAS
Concourse Level, Petronas Twin Tower, Lower Ground, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, マレーシア
☎+60323318080/10:00~18:00
https://www.petronastwintowers.com.my/