白亜の街を代表するセント・ジョージ教会

こんにちは。放浪のバックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをご覧頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回はペナン島のジョージタウンを旅します。
かつての歴史建造物が並ぶ街は白く輝く多様な街でもありました。

街並みは白く、文化はカラフル。移住人気NO.1のジョージタウンをぶらり。

ペナン島のジョージタウン。
一歩足を踏み入れると白亜の街並みに心奪われる。
世界中の商人たちが訪れたこの街はアジアとヨーロッパの文化が交錯し、類稀なる街並みを生み出す事となった。
18世紀当時のコロニアル建築は今もジョージタウンを美しく彩りマラッカと共に世界文化遺産として世界中から注目を集めているのだ。
ちなみにジョージタウンと言う地名は英国総督フランシス・ライトが当時の英国王ジョージ4世に因んで名付けたものらしい。

ジョージタウンの素晴らしさは街並みだけではない。
元来、様々な人種が移住して来たせいか街は多様性に富み、受け入れやすい環境である。
事実、街には様々な料理が溢れレストランから屋台まで揃っている。
物価も比較的安く、治安も良い。
現在も移住者が絶えないのはその為だろう。

そんなジョージタウンを代表する建物がセント・ジョージ教会だ。
街の中心を通るハーモニーストリートに建つ教会は白壁輝くロマンチックな佇まい。
これはもうダスティンホフマンが花嫁姿のキャサリン・ロスを連れ出す奴ね、“エレーン!!”て叫びたい。
セント・ジョージ教会は1818年に建てられたマレーシアで最も古い教会。
その建築はマドラス様式と呼ばれ大理石の床と高い尖塔が白亜の教会をより美しく際立たせているのだ。

そして道路を挟んで向かいに建つのがペナン高等裁判所。
こちらも白く輝かしい風格を醸し出しているが、なんと200年も前に建築されたとか。
内部の見学は出来ないが、こんな法廷で無罪判決出されたら昇天してしまうだろうな。

セント・ジョージ教会から北に進むと海外通りに出る。
海沿いの遊歩道は潮風が心地よくウォーキングするにはもってこい。

更に東に向かうとなにやらレンガ造りの壁と砲台が見えてきた。
コーンウォリス要塞である。
かつてフランシス・ライトが上陸した場所は周辺の白亜の建物群とは異質な雰囲気だが、ペナン島観光の中では必須の場所だ。

海側に向けられた青銅の砲台からは、青い空と南国感漂うガーニードライブが望める絶景ポイントなのだ。
要塞で記念撮影するもよし、大砲に跨るもよしのフォトスポットだ。

ジョージタウンの白亜の建築をもうひとつ。
白壁とアラビア風ドームが目を引くカピタン・クリン・モスクだ。

セント・ジョージ教会をハーモニーストリート沿いに南下すると見えてくるモスクは洗練されたイスラム様式。
中に入りたいけども、またもやラマダーン!!タイミング悪し!けど外から観光していいとのお許しが出たのでお庭から中を見学。

内装も白で統一され静謐で厳かな雰囲気。
モスクって豪奢なシャンデリアや原色のタイルが有名だったりするけど、ここはシンプルな色調で本当に落ち着く。きっと地元の人たちの憩いの場所なんだろうな。

今日はジョージタウンの白亜の街をぶらりしてみたけれど、白を基調とした建物はどこも趣きがあって18世紀当時にタイムスリップしたかのよう。
だけど様々な人々が暮らすジョージタウンはカラフルそのもの。
こんな綺麗な街で暮らしたら僕の汚れた心も美しく輝かないだろうか・・。
ならないって?・・、アーメン!!

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、83話 ペナン島のお釈迦様は寝てたり立ってたり
をお送りします。

カピタンクリンモスク
Masjid Kapitan Keling
14, Jalan Buckingham, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang, マレーシア
☎+6042614215/5:00~22:00
※ラマダン中や礼拝時は見学不可。
通常時も一般の方がいらっしゃいますので写真撮影等はご注意下さい。