キューバの街は何気ない風景が秀逸。

こんにちは。放浪のバックパッカー旅すけです。
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世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回は、ハバナの名所カテドラル広場、フエルサ要塞、運河を巡ります。

昼下がりのハバナでぷらぷら。教会、要塞、運河を巡る1日

陽気なリズム、古き街並、太陽の熱気。
キューバをひと言で表すとこんな感じだろうか。

裏通りを歩いていると聞こえてくる談笑の声やオールドカーのクラクションが段々と心地よくなってくる。
オビスポ通りから一本奥に入った所にあるレストランDonde Lisにてロブスターランチを食べた後、ぶらぶら歩いていると、そんな気持ちが湧いて来たのだ。

ハバナの街には日本にはない古き良き風景が未だ残っている。
路地裏で遊ぶ子供達、大量の青バナナをリヤカーで運ぶ人、ベランダから見下ろす人。

21世紀とは思えないこの暮らしぶりがどこか懐かしく、羨ましくさえあるのだ。
思えばこれも長年の経済制裁と鎖国による産物。
もしかすると、日本も戦後同じような歴史を辿っていたかも知れない。
そしたらどんな社会だったろうか、現代の日本を悩ませる過労死も自殺も少子化もなかったんじゃないだろうか。
そんな事を考えながら歩く昼下がりの午後だった。

程なくすると、大きな広場に出た。
四方をコロニアル建築で囲まれたカテドラル広場だ。

中心には壮大なる教会が建てられその威厳を誇示しているかのよう。
1704年に創建されたバロック様式の聖堂は異なる高さの2つの塔が特徴的。
面する広場はカフェやレストランがあり昼夜問わず賑わっている。
運河沿いへは歩いてすぐの場所にあり夜はライアップされているのだ。

更に運河に向かって歩くとフエルサ要塞がある。
かつてハバナを守るために最初に築かれた要塞は1558年に完成した当初木造だったそう。

しかし後にフランスの海賊に襲撃された際に焼失したため、サンゴ石を使用した強固な石造りの要塞へと再建されたのだ。
周囲は堀で囲まれた珍しい造りで圧巻だ。
要塞は今でもハバナの街を守っている。

運河まで歩くと強い海風に一瞬たじろいだ。
白波はコンクリートの防波堤にぶつかり、その波濤を宙に舞わせていた。
今日はキューバ最終日、6日間と本当に短い期間だったけど、楽しい旅だった。
やっぱり街中の至る所から流れてくる陽気なサンバミュージックに乗せられて気分が高揚するんだろうか。
テンションMAXなキューバ人の皆さん、そのパワー世界平和のためにもお願いします!!
そんな事を考えながら海を眺めていたら、またどこからか陽気なサンバのリズムが聞こえてきた。
いや、それはイヤーワームと言うのか脳内で流れていただけなのかも知れなかった。
リフレインのように、いつまでもいつまでも・・。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
キューバの旅はこれにて終わりますが、股旅ブルースはまだまだ続きます。

Castillo de la Real Fuerza
O’Reilly, La Habana, キューバ
9:30~17:00