色とりどりのタジン鍋は置物としても人気

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
今回はアフリカ北部の国モロッコを旅します。

エキゾチックな雰囲気とかわいい雑貨で女子に人気のモロッコはサハラ砂漠や迷宮のような旧市街もあり中年バックパッカーにとっても冒険心を抑えずにはいられない魅惑の国。

一昔前はモロッコで〇〇転換とはよく言いましたがもうどんなんなっちゃうんでしょうか。

引き続き中年バックパッカーの珍道中をお楽しみ下さい。

香港の旅はこちら
ギリシャ・トルコの旅
こちら

旅の日程は、カサブランカから電車にてマラケシュへ、アイトベンハドゥ、ドラア渓谷、サハラ砂漠を経由しフェズ、青い街で有名なシャウエンまでを9日間で爆走しました。

早速カサブランカの街からスタートです。

カサブランカの朝はアザーンとミントティーで。

成田発エールフランス275便は静かに離陸すると中継地のパリへ向けて飛び立ちました。
憧れのエールフランス!快適なおもてなしだけでなく、なんと言っても機内食に期待が高まります。
普段、栄養薄なお粗末料理ばかりの旅すけにとっては機内食もありがた~いご馳走なのです。
フレンチのコースかしら?ラとかドとかついてる料理とか?
デザートはパンナコッタかしら?←古い!

機内食のカートが来るのをドキドキしながら待っていると、
CAが一言、
❝すみません、洋食がすべて終了してしまって、和食しか残っていません。❞
おいっ!!!ギャグ漫画みたいな展開やめろっ!!漫画太郎先生も笑わんぞ!!
ショック・・。後部シートを予約した自分を恨む・・。
しょうがない、フレンチ機内食は帰りの便まで取っとくとして和食を食べるか・・。
和食は白米に白身魚のあんかけ、野菜の付け合わせとこちらもなかなかのお味。
泣く泣く食べていると、先ほどのCAがワインの小瓶を手に、
❝お詫びにこちらをどうぞ❞と。
エールフランス様の素敵なお気遣いに感動するのでした。

パリのシャルルドゴール空港に到着後はカサブランカ行きに乗り換え。
しかし、このフランソワーズモレシャン空港、じゃなかったシャルルドゴール空港
パリの国際空港とあっておしゃれな事この上なし。
有名芸能人もここで出会ったとかききますが、ムード満点ですね。
そうこうするうちカサブランカ行きの飛行機は一路モロッコへ飛び立つのでした。

深夜に到着し機内での疲れが溜まってたのか、ゲストハウスの部屋に着くなりベッドで爆睡。
翌朝、近くのモスクから流れるアザーンの爆音に叩き起こされたのです。

あーそうだったモロッコはイスラム教国だった。

これRGじゃなくても言いたくなる旅あるあるでして、イスラム教の国々ではモスクから礼拝の時間になるとアザーンと呼ばれる男性の読教のような声がスピーカーを通して周辺に鳴り響くのです。

朝、これで目覚める旅人は少なくないはず。
くそー、即刻甲子園のウグイス嬢採用を求むぞ!

グラつく頭を抑えながら窓の外を見ると近くのカフェで現地の人々が屯しているのです。

いいねぇ。

前回、トルコの旅でもお伝えしましたが、僕は観光客向けの綺麗な店より、現地の人が通うローカルな場所が大好きなのです。

早速、着替えてローカルカフェに向かいます。

テラス席で頼んだのは、もちろんモロッコ名物ミントティー。

モロッコのミントティーはハーブティーの一種でグラスやティーポットにたっぷりとミントの葉を入れ、さらにたっぷりと角砂糖を入れて飲むお茶です。甘く感じるのですが、ミントの風味で後味スッキリ。
モロッコの人々は日本の緑茶のように日に何度も嗜むのです。

写真を撮っていると、ハクション、ハクションとどこかから聞こえてくるのです。
あらあら、お父さん寒いから気いつけて。
見ると、1人の男性がこちらを向いてポーズを撮っているではないですか。

なんだ、アクションて言って写真を撮って欲しいのか。

僕はカメラを向けて1枚撮ってあげると、満足そうにどこかに消えて行ったのです。

えっ撮られるだけ・・?写真いらないの?

なんだか釈然としなかったけど、人懐こいモロッコ人の気質が垣間見れた朝でした。
でも寒いから気いつけて。

ひと息ついたらマラケシュに向けて4時間の電車の旅です。

カサヴォヤジャー駅へゴー!!

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました
次回、20話 マラケシュのコミックショーはレッドスネークカモン
をお送りします。

Casa Voyageurs
Fes 20250 モロッコ