扉の先は静謐と癒しの別世界

こんにちは。中年バックパッカー旅すけです。
いつも股旅ブルースをお読み頂きありがとうございます。

世界を股にかけて旅する股旅ブルース。
前回まで、マラケシュのジャマエルフナ市場でモロッコ料理を堪能し素敵な夜景にセンチメンタルになる中年バックパッカー41才なのでした。
今回はモロッコのホテル、リヤドを紹介します。

中世のモロッコを味わえる!噂のリヤド・ライラで極上ステイ。

リヤドとは古来からの邸宅をリノベーションし宿泊施設としたもの。
マラケシュの町を歩くとそこかしこに点在するのですが、外の喧騒からは想像できない静寂で豪華な空間を作り出しているのです。

現代風に改装してはいるものの、元来12世紀頃から移住してきた裕福な人々が建築した邸宅である為か内装もペルシャ様式をふんだんに取り入れており、壮麗な文化施設としても一見の価値があるのです。

カリグラフィー(中東に多く見られる装飾文字)やイズニックタイルも特徴の一つですが、どこのリヤドも共通して見られるのがパティオと呼ばれる中庭の存在。
中央部に吹き抜けの形で位置し、噴水や植物がそれを取り囲むように2、3階建ての宿泊部が建てられ、
入口からの中継地点となっています。
この建築様式により外部からの熱さを和らげ、日中も明るく涼しく過ごす事が出来るのです。

それがまた細い裏路地にポツリと佇む漆黒の扉の先にあったりするので、一歩入れば誰しも感嘆の声を上げずにはいられないのです。

「わわわー!!」って言ってる側から叫びすぎ。

今回おじゃましたのはRiad Lylaさん

ジャマエルフナ広場から徒歩6分の好立地、
設備もFreeWifiにアウトドアプールにサウナまで
さらに屋上には優雅な庭園にテラスも完備!

お部屋も調度品から小物までフランス人オーナーのセンスが存分に発揮され、まるで中世モロッコにタイムスリップしたかのよう。

しかも1泊なんと€60(7,700円)と
ベリーリーズナボー!              (料金は時期により変わりますのでお調べ下さい。)
チェックイン時のウェルカムティーも雰囲気抜群!

こんな素敵なホテルに場違いな中年男が1人で泊まっていいんだろうか!?
いいんです!!ムムム!
はるばるJAPANから来た寂しいバックパッカーにも門は開かれているのです。

あぁ、今夜は美味しいモロッコ料理も堪能したし、フカフカのベッドでアラビアンドゥリームでも見ようかしら。

翌朝はマダム手作りのパンケーキにホブス、ヨーグルト。オレンジにはシナモンがかかって可愛さ抜群!
もう~食べるのもったいない~、全部たいらげるけどな!

普段はお手頃ゲストハウスでドミトリー泊まりの中年バックパッカーもたまにはリヤドで豪華に過ごしちゃいます。
皆さんもぜひぜひ、リヤドに泊まって贅沢気分を
味わって下さいね。

今回も股旅ブルース、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回、26話 アトラス山脈に眠るアルガンの秘宝
をお送りします。

Riad Lyla
4-5, Derb El Ouartani, Rue Sidi el Yamani, Marrakesh 40000 モロッコ
+212524382407
http://www.riad-lyla-marrakech.com/